新型インフルエンザのパンデミック(世界的大流行)が
どのような性質のものか想定する場合に、
過去に発生したスペインインフルエンザ(スペイン風邪)、
アジアインフルエンザ(アジア風邪)、
香港インフルエンザ(香港風邪)などのデータを基礎として
推計する方法があります。
WHO(世界保健機構)は、
アジアインフルエンザのデータを基礎とし、
全世界の死亡者数を
200~740万人と推定していますが、
スペインインフルエンザのデータから推計すると
1億人を超える
と推計されています。
また、発展途上国を中心に
6,200万人の死者が出る
という研究もあります。
米国連邦議会予算局はアジアインフルエンザ、
香港インフルエンザから推測すると
米国のGDPの約1%が減少する
と推測していますが、
スペインインフルエンザクラスのパンデミックを基にすると
、
約4.25%のGDPが減少する
と算出しています。
一番損失が軽い場合の世界のGDPの損失は0.8%、
一番重い損失の場合は3.4%減と算出されています。
新型インフルエンザのパンデミックの被害を想定する場合、
実際に起こってみないとわからないというのが現状です。
しかしながら、最悪の想定に対しても可能な限り対策の準備を
進めていくことが非常に重要です。